wp-config.php
の内容
wp-config.php
ファイル上にはPHPのいくつかの定数が今のところ、WordPressのコードを改善したりデバッグの助けになったりします。
WP_DEBUG
これはWordPress バージョン 2.3.1で含まれるようになったオプションです。
デフォルトではfalse
にセットされていて、警告やエラーを表示しないようになっていますが、すべてのWordPressの開発者はこのオプションを有効にするべきです。
ログの有効化
define( 'WP_DEBUG', true );
ログの無効化
define( 'WP_DEBUG', false );
この値は文字列ではなく真偽値でなくてはなりません。
WordPressバージョン 2.3.2であとからマイナーなパッチが取り込まれ、データベースのエラーログに対するより粒度の細かいコントロールを可能になりました。
さらにその後、バージョン2.5でエラーレポーティングのレベルがE_ALLに引き上げられました。これによりNotices(注意)とDeprecation(非推奨)メッセージを表示するようになりました。
メモ:
このオプションを有効にするとAJAXリクエストで問題が発生するかもしれません。この問題はAJAXレスポンスの出力にNoticeが表示されてしまい、XMLとJSONを壊してしまうことに関連します。
WP_DEBUG_LOG
WP_DEBUG
を使い、この定数をtrue
にセットすると、NoticeやWarningのログをファイルに記録します。
WP_DEBUG_DISPLAY
WP_DEBUG
を使いこの定数をtrue
にセットするとNoticeやWarningをスクリーンに表示するかどうかを選択できます。
メモ:
もしこれらの変数が期待していた出力を産み出さないのであれば、Codexのロギングセットアップに関するセクション(英語) (日本語)を読むといいでしょう。
SCRIPT_DEBUG
ミニファイされたバージョンのCSSやJavaScriptのファイルをデフォルトでプラグインやテーマに持たせるのはよくありません!
開発用とミニファイされたバージョンのファイルを作成するというWordPressの考えに従うのはよい方法で、自分のプラグインには両方のファイルを持たせるべきです。その変数をベースにすればどちらかをエンキューさせることができます。
デフォルトではこの定数はfalse
にセットされていて、WordPressからのCSSやJavaScriptをデバッグしたいときはこれをtrue
にするといいでしょう。
ログ取得の有効化
define( 'SCRIPT_DEBUG', true );
この値は文字列ではなく真偽値でなくてはなりません。
true
にセットすると wp-includes
とwp-admin
にあるWordPressのデフォルトファイルは開発バージョンになります。
CONCATENATE_SCRIPTS
WordPressの管理画面では、依存性とエンキューの優先度に応じてすべてのJavaScriptファイルが1つのリクエストに連結されます。
この機能を無効にするにはこの定数をfalse
に設定します。
define( 'CONCATENATE_SCRIPTS', false );
SAVEQUERIES
データベースを扱うときには、プラグインやテーマ内で起こっていることをデバッグできるように、クエリーを保存したいと考えることでしょう。
Make $wpdb
save Queries
define( 'SAVEQUERIES', true );
メモ: これtrueにするとWordPressが遅くなります