コーディングスタイルガイド

きれいなコード

コードは読みやすく、メンテナンスしやすい状態に維持することが重要です。

インデント

WordPressではインデントはタブを使い、見た目は半角スペース4個分になるようにします。インデントはコードの読みやすさにとって重要で、各命令文はそれぞれの行に置くべきです。インデントがないと動作を理解するのがとても難しくなり、ミスも起こりやすくなります。また、フォーラムやStack Excahngeでも答えを得るのが難しくなるでしょう。

良いエディターは自動インデント機能を持っていて、たいていは修正が必要なコードがあればファイルの再インデントが可能です。

チームの全員がEditor Configを利用して同じスタイルを使用するようにすると確実でしょう。これには各種エディターのプラグインが含まれていて、各自で自分の好みのエディターを使うことができます。

例えば、以下の .editorconfig ファイルは半角スペース4文字分の幅のタブをインデントとして使用する、上記のルールを強制的に適用します。

  1. [*.php]
  2. indent_style = tabs
  3. indent_size = 4

PHPタグスパム

<?php?> タグは控えめに使うべきです。例えば:

  1. <?php while( have_posts() ) { ?>
  2. <?php the_post(); ?>
  3. <?php the_title(); ?>
  4. <strong><?php the_date(); ?></strong>
  5. <?php the_content(); ?>
  6. <?php } ?>

は次のようにしたほうが読みやすいでしょう:

  1. <?php
  2. while( have_posts() ) {
  3. the_post();
  4. the_title();
  5. ?>
  6. <strong><?php the_date(); ?></strong>
  7. <?php
  8. the_content();
  9. } ?>

良いガイドラインは何を表示すべきかで判断することです。そして2つを混ぜるのではなく、1つのタグ内ですべてを表示させるようにします。

リント

多くのエディターはシンタックスチェックをサポートもしくはビルトインで持っています。これらはリンターと呼ばれています。優れたエディターを使えばシンタックスエラーが強調表示されたり指摘されたりします。

例えば、PHPStormではシンタックスエラーは赤の下線が付けられます。

コーディング規約

WordPressでは独自のコーディング規約に従っています。これはPSRの規約とは違いがあります。例えば、空白スペースではなくタブを使い、開始ブラケットは同じ行に置きます。

このコーディング規約についてはWordPress貢献者ハンドブックで詳述されています。

PHPコードスニッファーとPHP CSフィクサー

PHPコードスニッファーはコーディング規約の違反を見つけるツールです。これは多くのエディターでサポートされていて、そうした違反を自動的に修正する2番めのツールのサポートも含まれているます。

これを使うにはWordPressのコーディング規約定義が必要です。 PHPStorm用の説明とともにここで見つけることができます。.